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​復刊ドットコム会員

ユーザーインタビュー

復刊ドットコムサイトを長年にわたりご利用いただいている会員様の中から3名にフォーカスし、復刊ドットコムを知ったきっかけ、念願がかなって復刊した本の思い出などを語っていただきました。

【ユーザーインタビュー No.3】カツさん

読んでいた当時の気持ちに戻れるのが、復刊の漫画のよさだと思います。

 

2010年に会員登録してから「復刊の漫画は迷わずに即決で購入しています」というカツさん。全部で3万冊(!)もの漫画を所有しているというカツさんに、幼少期の漫画との出会いや、これからの復刊ドットコムに期待することなどをお聞きしました。

ーー購入履歴を見せていただきました。お好きな漫画のジャンルが本当に幅広いですね。

カツ:漫画は全体的に好きですね。でも一番は手塚治虫です。最初に買ったのは『鉄腕アトム《オリジナル版》復刻大全集 ユニット4』。よその会社から引き継ぎましたよね、それで復刊ドットコムのことを知ったんだと思います(編集注※)。子どものときに読んだ漫画がまた読みたいなと思うと、それをどんどん復刊してくれるので、購入しています。

(※)ユニット1~3をジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントから、4以降を復刊ドットコムから復刊した

ーー購入された本のなかには高額なものもありますが。

カツ:(笑)でも、高校生のときに「COM」(虫プロ商事)を全巻12~13万くらいで、アルバイトして買ったこともあるんですよ。そのあと『虫の標本箱』(手塚治虫著/青林堂)が出たんだけど、そのときは出版されているのを知らなくて。しばらくして、古本屋さんで5万円くらいで売られていたのを発見して、またアルバイトして買って。マニアなんですよ(笑)。

ーーということは、ご自宅に漫画部屋があるんでしょうか。

カツ:一応、部屋というか…漫画だらけだよね(笑)。
本棚に加えて、倉庫にも入っているから漫画は3万冊くらいあるんじゃないのかな。最近復刊さんが出しているのは本棚に入っているのが多いかな。

ーー弊社の本が倉庫でなくて、よかったです(笑)。

カツ:倉庫にはちょっと入れられないよね、高級なものだから(笑)。手塚治虫、石ノ森章太郎とか横山光輝、永井豪…作家ごとに分けて本棚に入れています。2歳くらいから『鉄腕アトム』のテレビアニメが始まって、兄がいたので一緒に見ていて。自分は『鉄腕アトム』と『鉄人28号』とともに生きてきた感じです(笑)。

ーーとなると、弊社の本で一番気に入っていらっしゃるのも…。

カツそう、『鉄腕アトム』の復刻版や『鉄人28号 《少年 オリジナル版》 復刻大全集 全7ユニット』ですね。でも小さいころなので実はあまり記憶にないんですよ。絵を見ていたな、くらいで。高校のときに古本屋でその頃の漫画を買っていたので、こんな風に復刻していただけて助かりました。でもそのときは本宮ひろ志のほうが好きだったんですけどね(笑)。

『鉄腕アトム』も復刊してうれしかったのですが、やっぱり『鉄人28号』かな。子どものころはどちら派かに分かれていました。昔、おまけのシール付きのガムがあったんですが、シール欲しさに『鉄人28号』のガムを買っていました。それをタンスの横に貼ってお袋に怒られていましたね(笑)。作家としては手塚治虫が好き。でも、キャラクターとしては『鉄人28号』のカッコよさ、力強さに惹かれていました。

小学校のころ入院していたことがあって、暇つぶしが本しかなかったんだよね。入院中は5冊くらいの漫画雑誌を何度も読み返すという(笑)。それと、親父の行きつけの蕎麦屋の従業員のお兄ちゃんが漫画好きで、読み終わった漫画をもらってきてくれていたんだよね。だから朝日ソノラマの「サンコミックス」とか、小学館の「ゴールデンコミックス」とかは読んでいましたよね。そこで、幅広く漫画を読むことを覚えた感じでしょうか。娯楽もそんなになかったからね、いまと違って。
 

カツさんが復刊ドットコムで最初に購入した『鉄腕アトム《オリジナル版》復刻大全集 ユニット4 』手塚治虫(復刊ドットコム)

お気に入りのひとつ『鉄人28号 《少年 オリジナル版》 復刻大全集 全7ユニット』横山光輝(復刊ドットコム)

ーー漫画全般に詳しいカツさんですが、復刊リクエストがあまりない理由は?

カツ:1回か2回はしたと思うんだけど…。手塚治虫の単行本未収録話本はリクエストしていますよね? つのだじろうの『おれの太陽』もリクエストしたことがあるんだけど、やり方が違ったのかな…その漫画は読みたくて。子どものころ何十回も単行本で読んだんだよね。古本は買ったんだけど、復刊してくれると助かります。神田の古本屋街にも昔はよく行きましたよ。古書センターに昔、中野書店という本屋があって、そこでよく買っていました。いまは漫画を扱っている古書店が少なくなりましたよね。

ーー手塚治虫はカツさんにとってどんな存在ですか。

カツ:神様、そして夢を与えてくれた人。
ファンクラブにも入っていて「ファン大会」を年に一回やっていたんですよ。そうすると原画が当たったり、色紙に絵を描いてもらったり。それが年に一度の楽しみでしたね。会場? 九段会館でやったのは覚えています。「虫プロ名画祭」は読売ホールとかでやっていて、セル画が2枚で500円くらいで売っていました。いま思えば安いけど、そのときは高校生なんでね、当時のアルバイトの時給が320円くらいの時代ですよ。10セット買うと5,000円になっちゃうから(笑)。本屋でもアルバイトをしましたね、昔は本屋になりたかったんです。

ーー弊社とは10年もお付き合いいただいていますが、ご要望がありましたらお願いします。

カツ:いつまでも続けてもらいたいです。そして、小学校のときに夢中になった『男一匹ガキ大将』(本宮ひろ志)の完全版とか、『ハレンチ学園』(永井豪)のオリジナル版を復刊していただきたいですね。
しいて言うなら、全集を作ってくれるのはうれしいんだけど、当時の表紙を掲載するときに小さくまとめないで、やっぱり原寸大にしてほしいよね。最近目が悪くなってよく読めないんだよ(笑)。そのために少しお金がかかってもいいから(笑)雑誌の大きさのままにしてほしい。

ひとつだけ残念だったのは『火の鳥2772 愛のコスモゾーン[カラー完全版]』(手塚治虫 原作 / 御厨さと美 作画)。できれば雑誌サイズにしてほしかったなと。『火の鳥』全集を本棚に並べて同じサイズで揃えたいんです。読むのはもちろんですが、眺めるという楽しみ方もあるので。

先日、永井豪の『手天童子』の予約もしました。高校生くらいのとき、かっこいい鬼がでてきたと思いながら読んでいましたが、最後をよく覚えていないので、改めて読んでみたいと思って。復刊の漫画がいいのは読んでいた当時に戻れるというところ。これからも楽しみにしています。

カツさん、インタビューへのご協力、ありがとうございました!

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